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頭部冷却

頭部冷却ストレスケア(生理脳冷却システム)とは

 頭痛、不眠、倦怠感といった各種失調症状の解決を目的とした治療法です。
 私たちヒトのような恒温動物は、体温が熱中症を引き起こすほど上がっても脳温だけは低い状態に保たれるしくみが備わっています。このしくみが生理的安定性(自然な健康状態)を保っていることを表しています。
脳に熱が篭って温度が上がると、頭痛、不眠、倦怠感、体調不良などあらゆる失調症状の素因になります。
 近年、注目されるようになったら熱中症をはじめとする諸症状の多くは、脳温の上昇と無関係ではありません。脳はからだの状態をコントロールする最高虫垂器官として日常的にさまざまな熱負担を強いられており、脳のオーバーヒートを防ぐためにも速やかなクールダウンが必要となります。

冷却イメージ

写真:器具  通常は十分な睡眠や静かに休息をとることで脳温は下がりますが、近年ではパソコンやスマートフォンによる電子波の影響や夜更かしなど睡眠時間の短縮など、興奮を伴う負担に曝され脳が十分休める環境にありません。寝起きの倦怠感や頭痛、不眠などは脳が正しく休めておらず鬱熱していることをあらわしています。
古代人のように自然体の生活に戻ればこれらの問題は解決するでしょうが、近代社会でそれを望むことはできません。そうなると別の方法で対処しなければなりません。
 頭部の鬱熱による脳の機能不全が疾病の本態だとするのなら、脳温を下げることで脳に正しい休息をもたらし、脳が生理的に正常化していくことになります。脳が生理的に安定してくれば脳から各器官に正しい信号が送られ、血圧および体温の安定や諸症状の改善に繋がるということになります。
 頭部冷却ストレスケアは脳にダメージを与えている熱を取り除くために、氷水を循環させたジャケットを使って頭部を集中的に冷却します。大病院では脳低温療法(全身低体温法)が行われていますが、簡便でありながらこれとはほぼ同等の効果を期待できる方法です。

本:構造医学

「構造医学 自然治癒のカギは重力にある!」
産学社

日本構造医学研究所
吉田勧持(医学博士・理学博士)著

↓脳低温療法についてはこのような本も
あります。(他にもいくつかあります)

本:脳治療革命の朝
脳治療革命の朝
文藝春秋
作家 柳田邦夫 著