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当院の治療について

当院の趣旨

 当院では構造医学という医療哲学に基づいた治療を行っています。症状のみを対象とする対処療法とは異なり、障害の根治を目指す原因療法となります。
人体の生理は、重力の影響下で各器官(筋、骨格、内臓等)が構成され、それらの組織間で潤滑をなし、熱の移動が滞りなく行われるという事実を根拠として診断および治療を行うというものです。生理機能が正しく働くことがすなわち自然治癒であり、からだに負担を強いることのない理想的な治療ではないでしょうか。
構造医学の対処法は”症状の本態が生理重力線からの逸脱にある”との判断から、重力によって関節や組織にもたらされる圧力(組織面圧、関節軸圧等)と組織間潤滑を生理的に正常化安定化させること、からだに多くの悪影響を及ぼす鬱熱を速やかに取り除くことで、「自然治癒力が正しく働くように誘導していく治療法」とも言えるでしょう。
メディカルケアルーム福岡 院長 加生 源紀

写真:院長 加生源紀

院長 加生 源紀

経歴
東洋医学療法(鍼、灸、マッサージ、各種)免許
元 日本構造医学研究所付属臨床センター 主任臨床医員
日本構造医学会認定会員 地球環境問題医療者会議正会員

 

治療の流れ

 具体的には主に、以下のように処方します。すべて構造医学の概念に基づいた対処法です。

①構造診断

生理重力場での動的安定性を診ます(生理重力線からの逸脱の程度や状態を診る)。
構造医学は観察の科学でもあり、歩様の観察から判断することもあります。

写真:構造診断01 写真:構造診断02 写真:構造診断03

②構造医学的物理療法

構造医学の概念に基づいた物理療法を処方します(局所氷冷却、徒手整復、電療、その他手技や器具を用いた療法)。
他院などで行われている方法とは処方目的が異なります。

写真:物理療法01 写真:物理療法02 写真:物理療法03

③日常生活指導

日常生活の改善をめざし、運動指導や栄養指導など行います(生理歩行指導、生理的動作指導、生活習慣の見直し等)。当院では対症療法ではなく原因療法を理念にしていますので、治療効果の向上と再発防止のため必ず行っています。

生理歩行指導

写真:歩行指導01
歩様を観察して生理的な歩行を正しく行えているか確認します。

写真:歩行指導02
非生理的な動作(誤った歩き方)があれば修正指導をします。

写真:歩行指導03
生理歩行は重力に従った自然な運動です。自然な歩様になるまで繰り返します。

 

生理歩行の実践は構造医学の最重要課題なので、指導は繰り返し行います。
これは治療の効果を確実なものとし、症状の再発を防ぐためのものです。