当院では、構造医学の概念に基づき診療および歩行・日常生活・栄養指導など総合的なサポートを行っております。

不眠・頭痛 : 不眠、頭痛および失調症状

不眠や頭痛は近年増えている症例ですが、現状では病院や診療所でもまだ有効な治療法がありません。病医院では催眠薬や精神安定薬などが出されますが、あまり有効でない場合が多いと聞きます。医師も現状の対応を続けながらも、他に有効な方法がないか色々模索しているようです。
このような現状をふまえて構造医学が提案している方法が局所頭部脳冷却システムです。
この対処法は「頭寒足熱」という人体の生理状態を物理的に改善していく方法で、からだの生理状態が健全化すればこれらの諸症状は自ずと解決されていくという考え方です。
不眠や頭痛は過度の負担による脳の疲れであり、この症状がある人は頭が熱発して脳圧も上がっている傾向があります。脳はからだの生理状態をコントロールしている最高中枢ですから、ここがダメージを受けると疲労や倦怠感等どんな症状でも起こり得ます。まずは脳温と脳圧を下げるためにクールダウンが必要ということです。
さらに、頚部の構造障害がこれらの症状を引き起こす本態であることも踏まえ、場合によっては構造医学診療と組み合わせて頭部冷却システムを行うこともあります。

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※この図が示していることは熱エネルギーがどのように出入りしているかを示したもの。(体内に蓄積されることが避けられない熱エネルギーを人体はあらゆる方法で排出しようとしている。)